クリーン度と空調/空調方法の選び方(空冷式/水冷式)

空調方法の選び方(空冷式/水冷式)

精密空調機は、その冷凍方式によって空冷式と水冷式の大きく2つの方式に分けられます。空冷式は、一般的には導入設置が非常に簡単で、手軽に高精度な空調空間が実現します。水冷式は、より大きな空間で大きな冷凍能力を必要とする場合に利用されます。また、外乱の影響が少なくなるため、要求精度の高い空間の空調にも適しています。排気・排熱のないクリーンな空調を実現します。

●空冷式
冷凍サイクルにおける熱交換を吸気(空気)による冷却で行います。放熱コイルに併設されたファンモータが排熱を行います。熱交換用の冷却水配管が不要となるため設置を比較的容易に行うことが可能です。(※加湿器搭載モデルは、加湿用水配管と圧縮空気配管が必要です。)

●水冷式
冷凍サイクルにおける熱交換を冷却水によって行います。外気による冷却と比較し熱交換率が高く、安定性が高いため小風量(1m3/min)〜大風量(120m3/min)までの対応が可能です。また、ファンモータによる排熱がなくなりますので、発塵の心配がありません。よりクリーン度を求められる環境に向いてます。

≪注意事項≫
オリオンPAPシリーズはヒートポンプバランス制御方式ですので、水冷式の場合の加熱運転時には、冷却水から逆に熱を吸熱し、冷却水を冷やしてしまうことになります。 冷却水用に専用チラーを設置し1対1となる運転の場合は注意が必要です。また、クーリングタワーの冷却水を用いる場合には、特に冬場等に水温が15℃以下とならないよう、例えば他の装置を冷却して出てきた2次冷却水を使用する等の工夫が必要となります。