空調用語集 ア行

アスペクト比

縦横比のこと。主としてダクトの吹出し口、吸込み口のグリルわく又は長方形ダクトの枠の長辺と短辺の比をいう。

アネモ型吹出し口 (Anemostat diffuser)

内部に数枚のコーン状の羽根をもつ天井取り付け型吹出し口。 吹出し気流は室内空気を誘引混合して吹出す。

暗騒音 (background noise)

ある場所において特定の音を対象として考える場合に、対象の音がないときのその場所における騒音を、対象の音に対して暗騒音という。 ホールやスタジオなどの施設において、空調設備の騒音を検討する場合は、人がいない状態で、空調設備を停止したときの騒音をいう。 暗騒音は、外部から侵入する騒音や空調設備以外の内部発生騒音などである。dB(A)で表示される。

一酸化炭素 (carbon monoxide)

無色無臭の気体である。 燃料が燃焼中に酸素が不足すると発生し、少量でも人体には有害なガスである。 室内環境基準では10ppm(0.001%)以下、大気汚染に係る環境基準では1時間値の1日平均値が10ppm以下であり、かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm以下であることとされている。

インスタントカップリング

セパレート形ルームエアコン又は小形のパッケージエアコンなどの室外側ユニットと、室内側ユニットの冷媒回路の配管を迅速に接続できるカップリング。 480kg/cm2の規定トルクレンチで締めつけ使用する。

ウォータハンマ (water hammer)

「水撃」ともいう。ポンプが止まったり、あるいは、弁を急に開閉させた場合の様な、管内を流れる流体が急にせき止められた時に生じる、大きな衝撃音や振動を発せさせる衝撃力をいう。 流れを急激に止めると、水の持っている速度エネルギーは瞬時に圧力エネルギーに変換され、弁直前で水圧が急激に上昇する。 この高い圧力は、配管内の水の圧力(静水圧)と等しくなろうとして圧力波となり、管路内を一定の周期で往復し、静水圧に戻るまでこれを繰り返す。 この圧力波が、弁と管路の始端で反射するときの衝撃によって、騒音や振動が発生するものである。 水撃防止のためには、急激に弁が閉じないよう、ばねの力で最終閉弁速度を減少させるなどが一般に行われる。

ULPAフィルタ (ultra low penetration air filter)

定格流量で粒径が0.15μmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕獲率をもつエアフィルタ。 半導体工場の様な高い清浄度が要求されるクリーンルームや生産装置等に使用される超高性能フィルタで、HEPAでは除去できない0.1μm程度の微少粒子も除去できる。 効率を良くするためHEPAフィルタと比べ、濾材密度を高くし、空気抵抗を下げるため濾材を薄くした製品がULPAフィルタである。 よって、ULPAフィルタはHEPAフィルタより強度が弱い欠点がある。

エアーカーテン装置 (air curtain)

建物の出入口や搬入口などの開口部に設置し、厚い空気流の層を形成して、外気、異物および塵埃の侵入を遮断する設備。 人の出入りの多い建物などでは、内部の冷暖房エアーが流出するのを防ぐ目的で利用され、食品工場や製薬工場などでは梱包材料の保管庫や原材料倉庫の入り口に設置され、荷物を搬入する際に、蚊、蝿、昆虫など異物が倉庫内に侵入するのを防ぐ。

エアハンドリングユニット (air handling unit)

冷温水コイル・加湿器・ドレンパン・送風機・エアフィルタを一体に組み込んだ比較的大容量の空気調和機。 吹き出し空気を要求される条件に合わせて各機器を組み合わせることができるため、厳密な温湿度を要求される空調にも用いられる。

エアハンドリングユニット (air handling unit)

冷温水コイル・加湿器・ドレンパン・送風機・エアフィルタを一体に組み込んだ比較的大容量の空気調和機。 吹き出し空気を要求される条件に合わせて各機器を組み合わせることができるため、厳密な温湿度を要求される空調にも用いられる。

a接点 (a-contact)

継電器(リレー)等の接点構造を表す用語で、継電器が作動していない状態(非励磁状態)の時、接点が開いている(開路)ものをいう。 継電器が動作したとき接点が閉じる(閉路)。 ノーマリーオープン:NO

エリミネーター (eliminator)

空気調和機や冷却塔において空気の流れに随伴する水滴の飛散を防ぎ、液滴を除去する装置。 普通鉄板や樹脂成形板などでジグザグに折って並べた構造で水滴の慣性力を使用して分離する。

エンタルピー (enthalpy)

物体が内部に貯えている総エネルギー(熱量の合計)をいう。 内部エネルギーと圧力と体積の積からなるエネルギーの和で表される。 通常は1kgあたりの量を言い、単位はkcal/kgを使う。

FRP (fiber reinforced plastic)

繊維強化プラスチックのこと。 プラスチックに繊維を混ぜて補強した代表的な複合材料。 繊維として一般的にガラス繊維が使用されている。 ポリバスや受水層、高置水槽などに使用される。

オフセット (offset)

制御信号(実際の入力値)により制御動作が行われ、定常状態になっても設定値に一致せず一定の偏差が残ること、 またはその偏差量。定常偏差ともいう。

オンオフ制御 (on-off control)

制御する範囲の上限と下限を定め、ニ位置(発停動作など)で制御する方法。二位置制御ともいう。

温室効果

地表面から外部(宇宙)に向けて熱を放散する赤外線を大気中のガス、大気汚染物が吸収して、地球外への放散を妨げ気温が上昇する現象。